ホウ酸防蟻処理事業

マイホーム“ながいき”させるために

アメリカの住宅宅の平均寿命は84年で、日本は30年。
工法や環境が似ているのに、なぜこんなに違うのでしょうか?

ホウ酸は“天然物”

ホウ酸は米・カリフォルニア州や西トルコの鉱脈で採掘される「ホウ酸塩鉱物」を精製して作られます。ホウ酸は鉱脈のほかにも、海水、淡水、岩石、すべての植物、土壌などに存在する“天然物”です。

私たちの身近にある『ホウ酸』

「ホウ酸」と聞いてまず目薬やゴキブリのホウ酸団子を思い出す方も多いのではないでしょうか。これらは、ホウ酸が哺乳動物に安全で、哺乳動物以外には厳しく作用するからできる芸当です。

ホウ酸はすべての植物の必須微量栄養素

植物は、ホウ酸が無いと枯れてしまいます。すべての植物は微量のホウ酸に依存しながら繁茂を続け、必要なホウ酸を大地や水から調達します。人間は必要なホウ酸を植物から得ています。ホウ酸は植物にとって不可欠であると同時に、人間にとっても栄養学的に重要なのです

“安全”で“効果が低下しない”ホウ酸処理

■ 人間やペットの犬・猫に安全

ホウ酸は揮発しないから室内の空気を汚しません。だから床下空気循環工法にも安心して使うことが出来ます。

■ 効果の持続時間が長い

鉱物由来のホウ酸は、分解や揮発することが無いので効果が低下しません。合成殺虫剤(農薬)は3〜5年で無くなるので注意が必要です。

■ 再処理できない箇所が得意

あとで再処理ができない壁の中の柱などに効果が無くなる薬剤を使ってしまうと、無くなったら無処理と同じことになってしまいます。

 

ホウ酸処理 Q&A

 Q1  世界ではとれくらい歴史があるの?

ホウ酸処理はオーストラリアでは1930年代から、ニュージーランドでは1950年代から、アメリカでは1980年代から使われています。特に、すべての構造材に防蟻処理が必要な米・ハワイ州では、1990年代からそのほとんどがホウ酸で処理されています。

 Q2  最近耳にする、アメリカカンザイシロアリって?

これまでのシロアリと違って羽アリが侵入してくる外来種です。乾燥剤のわずかな水分で生きられるため被害は家全体に拡がり、巣をたくさんつくられるので駆除は困難を極めます。日本でもすでに全国に広がっていると考えられます。

 Q3  アメリカカンザイシロアリにも効くの?

はい、効きます。本場アメリカでは予防処理としてホウ酸処理をしています。シロアリ研究の世界的権威者も、最も有効な予防方法として「すべての未処理材にホウ酸水溶液を噴霧すること」などと発表しています。

 Q4  どうやって効くの?

生物は細胞のホウ酸濃度が一定以上になると代謝がストップして死んでしまいます。そのため腎臓を持たない昆虫などには効果を発揮。耐性(効かなくなること)を持たれることもありません。血液浄化作用のある哺乳動物は、細胞に届く前に尿で排出できるから安全なのです。

 Q5  シロアリの他にはどんな虫に効くの?

色々な虫に効きますが、代表的なものはゴキブリやアリ、キクイムシ等です。ホウ酸がゴキブリ製剤として最初に売られたのは1920年ごろだそうです。また、18世紀に作られたバイオリンの名器、ストラディバリウスの防虫対策にホウ酸が使われていると言うのは有名な話です。