【感謝】
私は、物流課に所属して二十数年が経ちますが、いまだに心に鮮明に残っている事があります。
それは、入社して間もない時の頃、季節は夏ごろでした。当時、私は配送ドライバーとして入社し数か月しか経っていない時でした。
当時の上司から、「現場に配達してきてくれ」と言われ、渡された伝票には、「これ乗るのか?」ってくらい大量の「荷物」でした。体力だけ自信があった私は、その荷物が何なのかも分からず、ただ言われた現場にトラックを運転して配達に向かいました。
現場に到着し、ただただ必死にその「荷物」を現場の建物の中へ搬入していました。
ちょうど半分ほど降ろした時に、おばあちゃんが歩いてやって来ました。
そのおばあちゃんは私を見るや否や「暑い中本当にありがとうね・・・」「息子の家の為に本当にありがとうね・・・」と手を合わせて深々と頭を下げて、何度も何度も私にお礼を言ってくれたのです。
その姿に私は衝撃を受け、こんなにも世の為人の為になる仕事なんだと気づかされました。
トラックに積み込んでいる物は決して荷物ではなく、お施主様の思いが詰まった大切な大切な「想い」を運んでいると思うようになり、それを機に私は、ただ配送するだけではなく、お客様の想いを背負って、お客様と一緒に夢を叶えるお手伝いができる仕事という信念を持ちながら業務にあたっております。
ただ、二十年の代償は大きく、日々腰の痛みとお友達になりました。体の衰えを痛感しております。笑
しかし想いは変わらず、今後もお客様が喜んで頂けるよう配送品質・ドライバー品質の向上に努めて参ります。

岡崎物流センター内のようす
N.YOSHIMI