「安心して暮らせる住まい」ウォールスタット(倒壊解析シミュレーション)への取り組み
当社は経営理念に基づき、ウォールスタットを活用した耐震検証に取り組んでいます。
工務店様、住宅会社様、建設会社様を通じて、一つでも多くのご家庭が“心に余裕をもって災害に備えられる住まい”を手にしていただきたい。
その思いで、私たちは今できる最大の備えとしてウォールスタットを自信をもって推進しています。
命を守ることはもちろん、思い出や財産までも守れる住まいを実現すること。
その理念を共有し、ともに取り組んでいただける工務店様・住宅会社様・建設会社様を増やすことが、私たちの使命です。
私は新潟中越沖地震(震度6強)を現地で体感し、さらに阪神淡路大震災、
東日本大震災の被災地支援活動を通じて、「住まいの強さ」の重要性を深く実感してきました。
2020年から本格的にウォールスタットの推進を始めましたが、
南海トラフ地震の懸念や能登半島地震の発生により、関心はますます高まっています。
推進当初、ある工務店様からいただいた言葉は今も大きな励みです。
「現設計ではこのような揺れ方になる。筋交いを26本増やせばこうなる。」
本数の多さに申し訳なさそうに説明した私に対し、
「強くなるのでしょう。20本でも30本でも追加してください。」
と力強く言っていただきました。目が覚める思いでした。
構造設計だけで“強い建物”と言い切れない理由は2つあります。
1.基準書はあくまで“最低基準”であること。
建築基準法 第一章 総則 第一条にも明記されている通りです。
2.設計者によって、同じ建物でも強度の取り方が異なること。
ウォールスタットは、残念ながらこの2点を完全に網羅できる万能な検証方法ではありません。
しかし、現時点で実務者が使える最高レベルの倒壊解析手法であることは間違いありません。
これからも、当社と志を共にしてくださる企業様を増やし、
一つでも多くのご家族に「安心して暮らせる住まい」を届けられるよう努めてまいります。
A.KITAMURA