~微動探査で「家族の健康と命を守る」家づくり~
本日はSHINHORI TECNOLOGY 07「微動探査」について少しご紹介しようと思います。
微動探査とは人が感じないくらいの振動を機械で測定し、文部科学省所管の国立研究開発法人「防災科学研究所」にて分析する探査方法です。
微動探査では2つの調査が可能です。一つ目は地盤の調査、二つ目は家屋の耐震調査です。
まず一つ目の地盤調査では地盤の揺れやすさというものがわかります。
地盤の揺れやすさ?って何?と思われるかもしれませんが、例えば地震が起きたときのTVニュース速報で流れてくる震度がありますよね。例えば「半田市 震度3」とか。でも半田市って結構広いんです。実際はそのすべてが震度3というわけではなくて測定した地点がたまたま震度3なわけで、実際は震度4のところもあれば震度2のところもあるのです。
という事は震度7の大地震が起きたときにも被害が大きい場所と被害が小さい場所というのが起きるという事なんです。
実際、熊本地震では道路を挟んで左側は家屋が倒壊、右側は被害なしという場所もありましたし、能登の地震でも同じ震度7でも被害の大きいところとそうでないところの差が明確に出ました。
そうなんです!地盤には揺れやすい場所と揺れにくい場所というのが存在するのです。
その揺れやすさを、実際に現地を実測し測定できるのが微動探査なのです。

増幅率ランク
まずは地盤の事を知ったうえで、住まいづくりを考えるという事が重要です!!
二つ目は家屋の耐震調査です。実際の建物の耐震性能がわかるのです。
建物には耐震等級というものがありますが、例えば耐震等級3で設計した建物は本当にその性能が出ているのでしょうか?
もちろん、設計上にて耐震等級3で設計することは重要なのですが、実際の建物を実測で調査をして確かめることも必要ではないのかなと思います。
今までは、耐震性能を測定できる方法がありませんでしたが、この微動探査を使えばリアルな現場を実測して数値で耐震性能を見て取ることができるのです。
家の性能で気密測定というものがありますが、それの耐震性能版といったところでしょうか。
なので、新築住宅でも既存住宅の耐震リフォームでも、設計上の設計性能と、現場実測での実態性能の両方を確かめるという事が重要です。

新築住宅イメージ

新築住宅イメージ
私事ではありますが、昨年12月30日に初孫が誕生しました。そして、今年の10月には私自身は還暦を迎えることになります。
あたらしい家族の誕生で、あらためて家族への愛情で心が一杯になっている今日この頃です。
今後の自分自身の住まいに関しても、色々と考えることも多くなってきました。皆さんも「愛する家族の健康と命を守る」・・・そんな住まいづくりを考える際には、SHINHORI TECNOLOGYをご活用くださるようお願いいたします。
M.HAGA