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【SHINHORI REGULAR BLOG  #021】

2025.06.13ブログ

非常時に“火”がある安心。

    スウェーデントーチが教えてくれること

 

もし、大きな地震が起きて、数日間電気もガスも止まったら──あなたはどんなふうに過ごしますか?
避難所に行かず、自宅で過ごす“在宅避難”という選択肢が注目される今、家の中でどれだけ安心して暮らせるかが、命と心の支えになります。

ある震災記事で、「寒い夜、小さな火のぬくもりが心の支えになった」という声を目にしました。
火のぬくもりが気持ちを落ち着かせ、ほっとできた──そんな体験が、災害時には大きな安心につながります。

シンホリでは、工場見学に来ていただいた方へ「スウェーデントーチ」という木製の簡易かまどをプレゼントしています。

丸太のスウェーデントーチを使用したようす
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本の丸太に切れ込みを入れて着火するだけで数時間燃え続け、焚き火のように暖が取れ、鍋を置いて調理もできます。

アウトドア用品としても人気のこのトーチは、非常時の“火の備え”としても頼もしい存在です。
たとえ家が無事でも、ライフラインが止まれば不安は大きくなります。そんなとき、スープを温めたり、お湯を沸かしたりできるだけでも、体も心も和らぎます。

シンホリで製作した柱のスウェーデントーチ

 

実はこのトーチ、私たちの本業とも関係しています。
家の構造部材の“柱”を加工する際に出る端材を利用してスウェーデントーチを作っています。
お施主様の家を支える木が、もしものときには“人をあたためる道具”になるのです。

ただし、“火”があるだけでは安心できません。
在宅避難を可能にするには、まず地震に耐える家の構造、そして停電や断水が起きても室内の快適さを保てる断熱性・気密性が欠かせません。これらがそろって、初めて安心して「家にとどまる」という選択ができます。

私たちが暮らす愛知県では、過去80年近く大きな地震がありません。
しかし南海トラフ地震は「いつ起きてもおかしくない」と言われており、今こそ備える意識が必要です。

シンホリの工場見学では、木材がどう加工されているかだけでなく、地震に強い家づくりに必要なことや、耐震性能を“見える化”した映像・模型を通じて、わかりやすく学んでいただけます。
家の性能が家族を守るということを、きっと実感していただけるはずです。

家を支える木が、“もしものときの火”にもなる──
そんな想いを込めて、見学に来ていただいた方にスウェーデントーチをお渡ししています。
ぜひ一度、工場見学にお越しください。家づくりの新しい視点がきっと見えてきます。

 


  K.SUGIMORI

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